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ウエスタンレッドシダー |
【和名】米杉(ベイスギ) | 【略称】レッドシダー | 【学名】Thuja Plicate(ヒノキ科ネズコ属) |
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ウエスタンレッドシダーは、アラスカ南部〜カリフォルニア北部にかけての
広大な地域に分布する木材です。
日本でレッドシダーといえば、
この「ウエスタンレッドシダー」を指すことがほとんどです。
樹高は60m以上、直径は2m以上にも成長し、
ほぼ全幹にわたって節のない、通直な長木が得られます。 |
古くから北米で親しまれてきた“生命の木” |
ウエスタンレッドシダーのなかでも特に良材とされているのが、
雨が多く気温が安定したカナダ太平洋沿岸部に生育するものです。
じっくり年輪を重ねながら生長を続ける沿岸部一帯のウエスタンレッドシダーは、
根元を広げた威厳あふれる巨木に育ちます。
成熟した木はまれに高さ60m、幹の直径2m以上にも達するものもあり、
茶褐色をした繊維状の樹皮に覆われています。
巨木が林立する森林のなかで伐採されるウエスタンレッドシダーからは、
新鮮な独特の香気があたり一面に漂い、この樹木をさらに神秘的にしています。
かつてカナダの先住民たちは、この木から家やカヌー、薬、衣服など
生活用具のすべてをまかない、「生命の木」と呼んでいたと言われています。 |
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温もりある外観と独特の甘い香り |
木目はまっすぐ均一に通り、色合いは部位により異なりますが、
辺材は淡黄色で、芯材は黄色から赤味がかったピンク、茶、褐色などの暖色系になります。
また、レッドシダーは独特の甘い香りがありリラックス効果も期待できます。 |
あらゆる加工法に対応した抜群の加工性 |
レッドシダーは比較的柔らかい木材で、特徴のひとつに材質がほぼ均一であることがあげられます。
成形・仕上げ加工など、あらゆる工程・加工法で美しい仕上がりを実現します。
釘打ちなどでも簡単には割れづらく、非常に加工がしやすく扱いやすい木材といえます。 |
抽出成分の働きによる優れた耐久性 |
木質に含まれる殺菌力のある抽出成分の働きにより、非常に優れた耐久性・耐候性を誇ります。
この抽出成分には害虫や微生物の繁殖を防ぐ効果もありますので、適切なメンテナンスを施せば
長期間防腐処理の必要なく利用できます。 |
加工後も「狂わない」信頼できる建材 |
他の針葉樹に比べ、収縮率・乾燥比重が低いため加工後の「狂い」「割れ」がほとんどありません。
重量が軽く、やわらかな風合いで極めて細孔性の構造をもつため、優れた断熱性と吸音性を発揮し、
内装パネル材としても人気を集めています。 |
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建材に要求される「扱いやすい」「耐久性がよい」「狂わない」という
基本条件を満たした、まさに“理想の木材”といえるレッドシダーは、様々な用途に利用されています。 |
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